ホテル客室清掃員サブリーダーのブログ

ホテルや旅館の客室清掃が心底好き。掃除が好き。キレイが好き。客室清掃に役立つ豆知識とか、たまには毒を吐いたり。

家庭用オゾン発生器「オゾンクルーラー」を使ってみた感想

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こんにちは、サブリーダーです。

 

今回の災害、大変でしたね。
現地の方々が1日でも早く日常を取り戻せることを祈っております。

 

さて、

 

私は仕事柄、業務用オゾン発生器に接していることもあり、オゾンの消臭力やオゾン発生器のことを少しは心得ているつもりです。

 

実は以前から自宅にもオゾン発生器がほしいなぁ。。

 

とは思っていました。

 

しかし、家庭用のオゾン発生器となると、業務用のそれとは効果がまるで違い、どの製品もオゾン発生量1mg/hrや3mg/hrなどばかりであまり使う気になれませんでした。

 

オゾン発生器のオゾン発生量が多量であればあるほど消臭効果が高いことは言うまでもありませんが、かといって家庭用の場合、オゾン発生量が多量すぎてもダメなわけです。

 

ましてや、うちにはワンコがいるので、人やペットがいても安心して家庭で使える有人環境OK!のオゾン発生器である必要があります。

 

そうなると、オゾン発生器の各メーカーの製品を探してもやはりオゾン発生量1mg/hrや3mg/hrと、消臭除菌効果があまり期待できないレベルのものしか...

 

いくら有人環境OKだからといっても、オゾン発生量1mg/hrとか、絶対意味ないやろ、それ。。

 

そんなふうに思っていたのが、多分1年前くらい。

 

先日、ふとネットで家庭用のオゾン発生器を探してみようと思いたち、カチカチと検索。

 

こんな記事を見かけました。

 

あるじゃない、あるじゃなーい!!!

 

【猫飼い】家庭用オゾン発生器はオゾンクルーラーがおすすめの理由

 

この方の記事によると、オゾンクルーラーはオゾン発生量が200mg/hrと業務用でありながら、マイナスイオンと切り替えて放出されるため、空間のオゾン濃度が濃くなりすぎないように調整されるから人やペットがいても問題ないそうな。

 

とてもいい!

 

まさにこういう製品を探していました!(たまたま見つけただけですが)

 

オゾンクルーラーには、3つのモードがあるため、モードを切り替えて使用できるし、24時間365日運転してても問題ないんだとか。

 

とてもいい!!

 

それに、ダサくないのも地味に高ポイント!!(笑)


調べていただけると分かりますが、一般的な家庭用のオゾン発生器のダサいことダサいこと。。正直、部屋に置きづらいというか、なんだかテンション下がるデザインが多いんですよね...

 

また、見かけたブログの管理人さんもペットを飼われている中で、オゾンクルーラーを使用しているので安心感もあります_(._.)_

 

ということで、

 

家庭用オゾン発生器のオゾンクルーラーを

 

即買い!!

 

実際に使ってみた感想ですが、

 

まず、

 

【1.使いやすい】
モードの切替もボタン1つです。
ランプの色と点滅・点灯でモードがすぐに分かりますし。

 

【2.やっぱりオゾン200mg/hrはすごかった】
この家庭用オゾン発生器を見つけるまで、正直私は「せめて50mg/hr程度のオゾン発生量であれば買わないこともない」と思っていました。
そんな中、オゾンクルーラーを見つけて、しかもそのオゾン発生量が200mg/hrということで一気にテンションが上がってゲットしてしまったわけですが、やっぱりすごいです。
きっちり消臭・除菌してくれながら濃度調整を行ってくれるのはこんなにも便利なのか、と。

 

【3.フォルムが素敵】
家庭用ということで、インテリアにある程度マッチするデザインがほしかったので、この点も文句なし。

【4.24時間365日常時稼働が便利すぎる】
うちはもともと空気清浄機を24時間ONにしていますが、空気清浄機って主にフィルターを利用した吸着式なので、チリやホコリ、PM2.5などはある程度除去してくれますが、悪臭の原因菌やウイルスは全然別の話なんですよね、、
それがオゾンクルーラーを導入したことによって、「空気清浄機」と「オゾン発生器」で「もはや我が家の衛生環境に死角なし」って感じがとても嬉しいです。

 

オゾンクルーラーを使うようになってから、特に初日や2日目などはまだ慣れていないこともあり、勤務を終えて、帰宅して家のドアを開けるとすぐに違いが分かるのがまた嬉しい!
本当に全然違いますよ(笑)

 

という感じで、私の「今年の買ってよかったものランキング」ベスト3に入る感じのオゾンクルーラーでした。

「部屋変えて下さい」我慢しなくてよかったです(笑)

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この時期、梅雨ということもあり、油断をするとすぐにニオイの問題が発生します。

 

私は、先週末、あるビジネスホテルに宿泊しました。

 

悲しいかな、部屋に入ると毎回こんなことをチェックします。

 

ベッドは綺麗にメイキングされているのか。うん、セミダブルで大きいし、シーツも綺麗にされていて寝心地よさそう!

 

絨毯も誇りなど落ちてない様に清掃されている。
一晩泊まるにはよい部屋だと思いました。

 

荷物を置き、次にチェックするのはここです。バスルーム。

 

お風呂とトイレが一緒になったユニットバスが定番ですが、ベッドの次に気になる場所です。

 

扉を開けて違和感を感じました。

 

クサい。。。

 

いわゆる「トイレの臭い」がしました。公衆トイレのような臭いです。

 

流し忘れか、もしくはしばらく他のお客さんが入ってなかったかで、トイレが利用されていなかったせいかな?と思った私は、2.3回流ししてみることにしました。

 

そして、換気扇を回し、5〜10分、荷ほどきなどをして様子をみました。

 

「もう、いいかな」と思い、再びドアを開けてチェックすると、まだ臭いました。おかしいです。

 

しかし、トイレで寝るわけでもないし、お風呂に入る時だけ少し我慢をすればいいし、トイレに入る時は仕方がないかなあと妥協も考えました。

 

いやいやいや、どうして妥協しなければならない?と我に返りました。

 

「今日はお客さん側」なんだしね。

 

それに、一晩とはいえ、相応の料金を払い宿泊するのです。(というか、週末の東京のビジネスホテル高すぎますorz)

 

なぜ、お風呂に入る時に私がトイレの臭いを我慢して入らなければならないのか!?

 

リラックスできるスペースで一つもリラックスできないどころか、不快きわまりないことです。


そもそもですが、これだけ臭いがするのに、どうして清掃スタッフは気付かないのでしょうか。普通の清掃員であれば、私を含め絶対に気づくレベルでクサいです。

 

最後にトイレ掃除をしたからだろうか。多少臭かったかもしれないけれど、換気すれば大丈夫よね、と思ったのかもしれません。

 

それとも、まったく気づかなかったという可能性も否定できないと思います。

 

 

では、もし、気づかなかったとすれば、その清掃員は何故気づけなかったのでしょうか。

 

「清掃員がマスクをしていたために、ニオイに鈍感になり、マスクを外してその臭気を確認しなかった」と結論づけました。

 

清掃する時はやはり掃除機をかけたり、水がはねたりしますから、マスクをしていることが多くあります。


そのため、ニオイに関して確認するときは、自分のマスクを少しずらしクンカクンカと嗅ぎ、「よし、ニオイもOK!」などとする清掃員は多いはずです。うちでもそうしています。

 

しかし、それをしないと、マスクをして清掃をしているがゆえに、嗅覚が鈍くなっていて通常の人が気づくニオイに気づけなくなってしまうのです。


まぁ、仮にそうでなくても、クサい空間に一定時間いて鼻が慣れた、もしくは麻痺してしまっていたのかもしれないなとも思いましたが。

 

チェックイン早々、そんなくだらない職業病ともいえる推理ごっこをして、「うんうん、わかるよ、わかるよ、清掃員は大変な仕事だよね」とか思いながら、私はフロントに電話をしてこう告げます。

 

「部屋変えてください」

 

だって、清掃員の気持ちは分かりますが、だからと言って(今日の)私が我慢する理由にはなりません(笑)

 

ベッドもお風呂もトイレも綺麗に清掃されています。しかし、臭いがする。我慢できる臭いではありません。

 

迷いましたが、ここはきちんと指摘してあげたほうが、ホテルの為にもなるはず!そう私は思い、フロントに電話をしたわけです。

 

フロントスタッフが部屋にきてくれて、確認してもらいました。清掃スタッフの方もしっかりお仕事をしていたとは思いますが、ホテルとしてダブルチェックをするなど必要ではないかと感じました。なんなら良いオゾン脱臭機ありますけど?

 

結果的に部屋を変更してもらえることになりましたが、特別お詫びなどもなく…

 

特別なお詫びなどもなく!(大事なことなので2回言いました)

 

なにはともあれ、しっかりと改善されることを願いました。

 

変更してもらった部屋は、きちんと清掃されていましたし、トイレの臭いもしませんでした。臭いがするのとしないのでは全然違うんだなと実感しました。すごく快適です。

 


我慢しなくてよかったです(笑)

ホテルの客室にあるコップの「消毒済み」について

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客室にコップや湯呑などがあって、それにビニールが掛かっていて、「消毒済」というビニールに入っていたり、紙がかけられていたりしますよね。

 

「あれって、本当にちゃんと消毒しているの?」

 

と聞かれることがこれまでの人生で10回くらいありそうです。(本気)

 

ホテルのクオリティにもよるので一概には言えませんが、基本はキレイにされています。「キレイにされている」とはいうものの、「消毒されているのか」と問われれば、「えっ、いや、消毒、、というか、ちゃ、ちゃんとキレイにしてるけど何か!」みたいなホテルは結構ありそうですw

 

「消毒」とは何でしょう?

 

消毒に似た言葉で、除菌、殺菌、減菌、静菌、抗菌などなど。パッと考えただけでこんなに出てきます。

 

あっ、滅菌という言葉もあります。

 

滅菌>殺菌>消毒>除菌>抗菌>静菌

 

という感じでしょうか。まぁ、「除菌」と「抗菌」はさほど変わりませんね。。

 

で、文字からしても一番強そうな「滅菌」これは菌を全滅させることです。1つの菌も残すことなくまさに皆殺しです。人間は良い菌・悪い菌とともに生きていますので、人間を滅菌することは不可能です。できるとすれば、それは死んだときだけですね。ですので、人間などに対して滅菌という言葉が使われることはありません。この言葉が使われるのは主に歯科医院や医療機関などのたとえば手術器具などに対してですかね。

 

殺菌と消毒という言葉も普通の人のイメージとしては結構菌を倒してくれそうなイメージでしょうか。そのイメージは正しいです。ただ、少しややこしくなるかもですが、先に説明した「滅菌」も菌を殺すことにかわりはありませんので、「殺菌」に含まれます。殺菌の中の最強部隊という感じでしょうか。

 

消毒も菌を殺しますので「殺菌」に入ります。

 

図にすると分かりやすいかもしれません。

 

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こんな感じです。

そして、「殺菌」や「消毒」という言葉は誰でも好きなように使っていいわけではありません。薬機法(旧薬事)という法律でその使用は制限されます。どういうことかいうと、「除菌」や「静菌」を殺菌とか消毒と表現したらダメですよ、ということです。(実際は「ダメですよ」なんて生易しいものではありません)

 

すみません、本題からそれすぎですよね。ごめんなさい。話しを戻しますね。

 

で、ホテルのコップには「消毒済」とあるわけですので「消毒」したと主張しています(笑)

 

あのコップはどうやって消毒されているかご存知でしょうか?

 

通常、洗剤洗いして、紫外線殺菌装置で滅菌した後、ビニールに入れたりします。場合によっては帯が付いていたりしますよね。

 

コップだから滅菌できるんですね。滅菌といえば殺菌と呼ぶ中で最強の部類に入ります。「消毒済」だろうと「滅菌処理済」だろうと、滅菌処理をしていればどのような表現をしてもまず問題になることはありませんね。

 

ただ、実際にそんなに丁寧にやっているホテルは多くありません。関係者の方々は心当たりがあるはずです。

 

少しだけ水滴が残っているだけのとき、手元にある布巾などでサッと拭いたりしているだけ、という清掃員の方もいると思います。(私はこれまでそういうことをしている現場をたくさん見てきました)

 

「水滴残しがなければOK!」みたいな。

 

それはそれでそこのやり方というか方針というか、サービスの品質なのでしょう。私がとやかくいうことではありません。

 

しかし、もしそうなら、「消毒済」という言葉は嘘になりますので、その言葉は一切使ってはいけませんよ!

 

宿泊者が払っている宿泊料金には、その消毒済みのコップも含まれていると考えることもできます。消毒していないのに消毒済みとすればそれは嘘ですから、嘘ついてお金もらったらそれは問題でしょう。

 

私すごい普通のことというか、当たり前のことを言っていますよね?

 

けど、あまり仕事に慣れない内にこういうことをいうと、「おまえが時間内に◯◯部屋(部屋数)できるようになってから言え」みたいなことを言われることがあります。それでなくたって、この業界、アホみたいなイジメがあったりするんです。(私はそういうの見つけたらオニギレします)

 

結論をいいます。

 

こんなことをいえば誰かに怒られそうですが、私は1泊7,000円以下のホテルや旅館では客室内のコップは使用しません。

 

あまり参考にならないざっくりとした結論ですが、参考にして下さい(笑)

 

現場からは以上です。

サブリーダーである私と、私の部下のお給料は同じです。

どうも、今日も元気いっぱいサブリーダーです。

 

先日、こんな記事を書きました。

cleanlife.hatenablog.jp

で、その後、私の提案通りにオゾンクラスター1400を購入し、無事に到着しました。

 

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こんなにピカピカな必要あるの?というくらいピカピカの本体。

 

想像していたよりも軽い。なかなかいい感じです。

 

来週から作業にも使用してOKということで、それまでに試運転などを行い、ひと通りの操作についてもみんなに説明できるようにと指令が出たので、はい、かしこまりましたなんて具合です。

 

ホテルの客室清掃において、オゾン脱臭機があると作業がラクになります。といいますのも、お客様がチェックアウトした後、我々が清掃に入るわけですが、そのとき想定外の◯◯臭トラブル(異国の食べ物や香水臭、主に海外のお客様の体臭、その他正体不明等)があります。

 

そんなとき、清掃作業員はお決まりの消臭作業に入ります。しかし、いつものパターンでは解決できないケースも少なくありません。上の人にヘルプをしても「ああしろ、こうしろ、これを試してみろ」なんていろいろ言われることもありますが、現場最前線にいないから時々ワケのわからないことを言ったり、間違った指示を出されたりするわけです。現場では上から指示が出れば、試さないと「えっ、なに、おまえ、なんで俺が言ったことを試さないわけ?」てなことになりかねませんから、実際に試すわけなんです。でも、もともとそんなことでは解決しないような指示を出しているわけですから解決しません。時間がもったいないですよね。

 

そんなとき、オゾン脱臭機が1台あるだけで「最終的にどうにもならないニオイ問題はすべてオゾン脱臭機出動!!」とテンプレ指示で統一できるわけです。これは上もサブリーダーの私も、私の部下もみんながラクになるんですよね。あっ、「私の部下」とはいうものの、私とお給料変わりません。サブリーダーである私と、私の部下のお給料は同じです。サブリーダーである私と、私の部下のお給料は同じです。大事なことなので2回言いました。この際だから記事タイトルもこれにしておきますね。

 

それと、オゾン脱臭を取り入れることで清掃というお仕事、サービスの質が一段レベルアップする気はしますね。何故私がそう感じるかというと、表面的な解決方法というか、その場限りの、そのときだけの短期的なアプローチではなく、本質的にニオイ問題を解決しているからです。清掃作業をしている身として実感します。

 

先日届いた新たなオゾン脱臭機の使い方を私がマスターしたら「オゾン脱臭機手当て」とかつかないかしら。

 

世の中そんなにあまくないですよね。

 

それでは今日はこのへんで。
「部下」と同じ給料の清掃サブリーダーがお届けしました。

 

オゾン脱臭機を購入した経緯

辛いことがあっても、ほんのすこしのいいことがあるから頑張れた

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10年以上前になるでしょうか(遠い目)
観光地のホテルの清掃の仕事をしていました。華やかなフロントの仕事とは違い、清掃は裏方そのものです。(決してふてくされて言っているわけではなく)

 

直接お会いしないお客様が少しでもこの部屋でくつろいでいただけますように。私が育ったこの街を好きになっていただけますように。またこのホテルに、この街に来ていただけるように。タオルやティッシュの補充ひとつでさえ、見えないおもてなしの心を添えてセットしていました。(私、基本仕事は真面目なんです)

 

大浴場の清掃は、体力勝負です。冬場は、意外と暖かいから楽と思われがちですが、暖かいのはお湯をはった状態であって、清掃の時間は湯船のお湯を抜いているためかなり冷えます。膝をついて、床の隅々まで目を光らせブラシでこすります。膝を硬い床に長い時間つけたままでは痛むので、サポーターを装着しながらの仕事です。

 

時間に制限があり、特に広い湯船にお湯がつかるまで時間がかかるため、準備にもたもたしては次のお客様が来てしまいます。どんなに心を尽くしても、厳しいご意見をいただくこともあります。こちらの落ち度の場合もあるので、その点は丁寧にお詫びしますが、中にはいわれのない内容もありました。

 

私の場合、清掃担当者はホテル職員ではなく、外部委託でしたので、私はホテル職員ではありませんでした。お客様からのご意見は、ホテルから外部委託業者に届き、私たちは自分の所属の外部委託業者から指導を受けました。

 

正直、見に覚えのないことには憤りを感じ、お客様の言い分だけを聞いて謝罪してしまったホテルと委託業者側には怒りしか覚えないときも多々ありました。私が悲しかったのは、お客様が外出中に清掃に入り、戻られたお客様から金品がなくなっていると言われたことです。私は決して金品に手を触れてはいませんが、お客様の言葉が全て正しいと判断されたときは反論の機会が与えられず、悲しい思いをしました。

 

しかし、悲しい出来事以上に、お客様からの感謝の言葉で頑張れた気がします。 客室清掃をすると、清掃担当者の名前を記すカードがありました。「本日こちらのお部屋の清掃は○○が担当いたしました」と書いてあります。翌日お客様がチェックアウト後に清掃に行くと、「○○さんのおかげで、快適に過ごせました。ありがとう、また来ます」と書かれていたときは、嬉しくて涙が止まりませんでした。

 

辛いことがあっても、ほんのすこしのいいことがあるから頑張れた気がしています。あのときのカードは、私の宝物になっています。清掃中、窓から外を見ると、ちょうどチェックアウトされた方たちを乗せたバスが出ていくときがあります。私もバスに向かい、見えないでしょうが一礼します。道中無事でのお帰りと、またのお越しを心から願います。

 

ホテル館内で、突然外国人のお客様にお声をかけられることもあります。難しい内容はフロントに引き継ぎますが、ジュースの自動販売機の前で小銭を見せられ、「買うにはどうしたらいいの?」というジェスチャーをされると、日本語しかできない私もジェスチャーで返します。お互い身ぶり手振りで意志疎通を図り、通じた際のお互いの笑顔がまた嬉しく、ホテルの清掃の仕事をして得るものは多々あるなぁとつくづく思います。

客室の清掃に入ってびっくりした3つの出来事

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これまでに客室の清掃員として勤務し、びっくりした出来事が数多くあります。その中でもすごいなあと思った出来事を3つご紹介していきます。すごいなあと思いつつも、ほかの客室でもあり得ることかもしれません。是非笑っていただけたら嬉しいです。

 

・入った途端ビックリ!なぜか床が濡れている…
私がまだ客室の清掃員をして間もないころに、この出来事は起こりました。チェックアウトが終わったので、清掃に入ったのですが、入ってすぐに絨毯が濡れていることに気が付きました。それも結構な量なのです。もしかして、ペットボトルの水でもこぼしたのかな?と思いましたが、よく見てみると、部屋の4角が濡れていたのですね。上の階からの水漏れ?と思いましたが、天井は濡れていません。この事態を上司に報告すると、上司は何か気が付いた様子。


私にはそれまでこのような経験はありませんでしたが、どうも乾燥する部屋の加湿のために、水を絨毯にまいたのではないかという予測でした。確かにホテルの部屋というのは乾燥しがち。でも加湿というと、濡れたタオルをかけたりすることで解決することもできますよね。それを水を撒くという方法で解決しようとした方法に驚きでした。またすぐに乾燥させ、客室は事なきを得たのでよかったです。

 

・動くはずのないようなベットが動いている!
客室のベットというのは、移動できるようになっているものとそうでない物があります。私がビックリした部屋は、とてもベットが重く動くはずがないと思っていたのですが、入ってみると、なんとツインのベットがくっついている状態だったのです。考えてみると、この部屋は、親子で泊まられたお部屋。ツインでベットが離れていると子供が落ちたりしたら危ないと思われたのかもしれません。そしてくっつけたのかも…。


客室の清掃をするときにも、まずそのベットを動かさないことには清掃もできません。しかしながら非力な私の力ではびくともせず…。こんなベットをよく動かしたなあと感心したものです。客室清掃員をしていてビックリしたこと。その一つがベットが移動していたということです。

 

・電気ケトルにコーヒーが…
私が客室清掃員をしていて一番びっくりしたことが、電気ケトルでコーヒーを沸かした形跡があったことです。客室というところは、お客様がくつろぐことが出来るように、様々な設備が備え付けられています。その中の1つが電気ケトル。お湯を沸かしてコーヒーを飲む、ラーメンを食べるなどといったことに使いますよね。しかし基本的に電気ケトルというのは、お湯を沸かすためのもの。


しかし私が見た電気ケトルは、明らかにコーヒーを直接入れて沸かした跡があったのです。綺麗に掃除をすればいいと思いがちですが、コーヒーを沸かした電気ケトルの中のニオイって取れないんですよ。そのため次のお客様には使用できない…。電気ケトル一つが使い物にならなくなりましたorz

 

客室清掃をしていてびっくりすることって、ある意味お客様の常識が少しずれているのかなと感じます。お客様にとって「ちょっとくらい(いいだろう)...」と思うことが、結構大きなビックリ出来事(一般的にいって非常識)になるので、客室を常識の範囲で使用してほしいなあと心の底から土下座しながら祈っておりますm(_ _)m

レベルの高いホテルの清掃

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旅行や出張でホテルを使用する時に部屋がキレイだと気持ちがいいですよね。ですがキレイな客室を維持するには毎日の清掃員さんの働きが必要不可欠です。ところで、部屋の清掃というと、「ただお掃除をすればいいのかな」と思う人も多いと思いますが、実はそんなに単純なものではありません。

 

ホテルの清掃では全ての部屋を毎日同じレベルのキレイさに揃えることが求められます。泊まる部屋や泊まる日によって部屋の美しさが変わってはクレームになってしまうからです。その為には清掃員さんの掃除の仕方、掃除のレベルを全員同基準まで引き上げることが求められらます。

 

誰でも理解できるマニュアルや、効果の高い集合研修といったような教育プログラムを揃えることが必要です。ですが、それは簡単に準備できるものではなく、積み上げてきたノウハウのアウトプットを行ったり、実習のための設備(疑似客室など)を揃えたりといったことが求められます。当たり前に利用しているホテルですが、清掃側の努力があって初めて美しさが保たれているのです。

 

また、ホテルの清掃にはそれ以外にも難易度が高まるポイントがあります。それは時間的な制約です。ホテルを利用する際に、チェックイン時間とチェックアウト時間を案内されることがあると思いますが、基本的に客室の清掃はその時間内に全ての部屋を終わらせる必要があります。

 

例えば一番早いチェックインが15:00、一番遅いチェックアウト時間が12:00となっているホテルがあるとします。そのホテルでは12:00から15:00の間の3時間しか清掃の時間が取れないことになります。

 

1フロア30部屋のホテルで考えてみると、3時間で30部屋なので1部屋あたり6分で清掃を終える必要が出てきます。

 

部屋の清掃というと、ベッドメイクはもちろん掃除機をかけたり、アメニティの補充、バスルーム・トイレなどを行う必要があります。ましてや、香害(こうがい)とも呼べるレベルの客室に残った香水臭やキムチなどの食べ物、いえ、それだけではなく、禁煙ルームでタバコを吸う人もいます(禁煙ルームで喫煙するのはマジでやめてほしいです)...orz

 

そうなれば、オゾンクラスターのようなオゾン脱臭機が必要になり、さらに清掃時間を必要とします。

 

脱臭作業がなくても、一般の人では6分ではとても終えることはできないでしょう。限られた時間で多くの作業をする為に反復トレーニングを行うことが重要です。

 

しかしそれだけではホテル清掃は万全であるとは言えません。部屋を使用したお客さんによっては飲み物をこぼしたり、部屋中を濡らしてしまったりと汚し方もバラバラであり、反復トレーニングで身につけたスキルだけでは個々の事象に素早く対応することが難しい為です。限られた時間での清掃を成功させる為にはイレギュラーな状況(汚れよりニオイがやっかい)にも臨機応変に対応できる能力を身に付けることも求められます。

 

清掃というといわゆる「パートのおばさん」が行っているようなイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、このようなレベルの高い作業を求められ、なおかつそれを毎日当たり前に行っていると考えるとすごいと思いませんか?

 

私はこのホテルの裏側を知ってから、お客として利用する際も感謝の気持ちが出てきて清掃員さんへの挨拶も自然とするようになりました。これは自分自身も気持ちが良いですし、清掃員さんも気持ちが良いことだと思います。皆さんも少しで結構ですので、この内情を知っていただき、清掃員さんへの感謝の気持ちを持っていただけたら幸いです。