ホテル客室清掃員サブリーダーのブログ

ホテルや旅館の客室清掃が心底好き。掃除が好き。キレイが好き。客室清掃に役立つ豆知識とか、たまには毒を吐いたり。

ここをおさえれば、客室は綺麗に見える!客室の清掃員で気を付けるべき場所

f:id:seisoulife:20180315185656j:plain
客室清掃員をしていて、初めのころはどんな場所も綺麗に、そしてゴミ一つなく完璧に掃除をすることが大切だと思っていました。私にもそんな時代がありました(遠い目)

 

もちろん今でも、次のお客様に気持ちよく利用してもらえるように、部屋の掃除をすること、そして準備を整えることは重要だと思っています。

 

しかし決められた時間にすべての客室を完璧に掃除をすることは至難のわざ。そこで私が経験を積んできて、ここだけはきちんと押さえておけば大丈夫というポイントを見つけたので、ご紹介します。

 

・ベットメーキングは完璧に

f:id:seisoulife:20180315185832j:plain
客室というのは、お客様がくつろぐ場所。
客室に入ってお客様が一番使用する場所というのはベットの上なのですね。そのため、私たち清掃員にとって一番重要な掃除のポイントは、ベットメイキングなのです。

お客様がお部屋に入った瞬間に目に入るのもベット。そのベットがきちんと整えられているだけで、その部屋がきちんと掃除されていることがわかります。またお客様はベットの上で寝転んだり、荷物を出したり…。

また時には子供が飛び跳ねたりすることもありますね。そのような時でもあまりシーツが崩れないようにベットメイキングをすることが重要なのです。私たち客室清掃員にとって、ベットメイキングというのは、一番基本的なことでありながら、一番気を使う部分でもあります。しかしここさえきちんと押さえておけば、客室は綺麗に見えること間違いなし。だから手抜きは厳禁なのです。

 

・水回りには水滴は厳禁!きれいにふきあげることが一番重要!

f:id:seisoulife:20180315190051j:plain
ホテルや旅館というのは、様々な人が訪れます。
そのため前のお客様がチェックアウトをした後に、自分達がチェックインをしたということもお客様は理解できています。しかしながら、誰かが使用した形跡が感じられる部屋というのは、なんだか気持ちよくはありませんよね。綺麗に掃除がしてあることはもちろん、使用した形跡を残さないことが鉄則です。

そこで注意したいのが、水回りです。水回りというと、トイレやお風呂などですが、ここは一番掃除が難しいところです。なぜなら、水を使用するところだから。シャワーを使ったり、うがいしたりすることで水は飛び散ることも少なくありません。

また女性がメイクをしたり髪の毛を梳かしたりするので、それが落ちていることもありますね。 そのためまずはゴミを残さない、また水気を残さないということが原則です。 また水回りというのは、カビの生えやすい場所でもありますが、少しでもカビがあるというのも気持ちの良いことではありませんね。そのためカビを見つけたら、すぐに対処することも重要です。備え付けのアメニティーも使いかけは、使用後という印象を持たれる可能性もあるので、いつもその量を減らさないように心掛けが大切です。

 

客室の清掃に慣れてくると、これで大丈夫かな?と思うこともあるでしょう。しかしながら、私は、こうだったら自分は気持ちいいと感じるか?この部屋で快適に過ごすことができるかということを考えて清掃することを心掛けています。またその大きなポイントになるのが、「ベットメイキング」「水回り」のこの2点に尽きると感じています。