ホテル客室清掃員サブリーダーのブログ

ホテルや旅館の客室清掃が心底好き。掃除が好き。キレイが好き。客室清掃に役立つ豆知識とか、たまには毒を吐いたり。

ホテルの客室清掃員の仕事内容について

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ホテルの客室清掃は、施設の高級感やお部屋の広さ等も違うので、全く清掃員の経験がないと難しいのでは?と思われます。でも、そんなに難しく考えなくても、最初は未経験でも先輩社員と一緒に清掃の研修がありますので安心です。

 

ホテル内の客室清掃の仕事はどんなものなのかを紹介します。

 

・客室清掃員の仕事の研修

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客室清掃員はホテルによってマニュアルが完備されていて、清掃員の経験があるなしに関わらず、最初はそれを体験しながら説明を受けるために、先輩社員と清掃の研修があります。

研修期間は1日で終わるホテルもありますし、施設によって厳しい基準を設けている場合は、2.3日研修を受けた後先輩社員のチェックを受けながら、1週間ぐらい仕事を覚えてから1人で清掃に入る場合もあります。 ホテルによっては最初から2.3人ぐらいのチーム制で1つの客室清掃するところもあるので、勤務するホテルによって若干清掃員の待遇が違います。

 

・客室清掃員の仕事内容と手順

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客室清掃員は、お客様がチェックアウトした後の時間からチェックインするまでの間(午前10時~午後2時ぐらいまで)に清掃を行います。

ホテルによってチェックアウトとインの時間が異なり若干のずれはあります。客室数が多いホテルの場合は、その時間内にかなりの数を清掃する必要がありますので、スピーディに清掃するスキルが必要です。

客室清掃の手順は、まずごみを集めて、客室内に忘れ物がないかのチェックをします。 次に室内のテーブルやベッド周り、ユニットバス等の清掃をします。 ホコリが出やすいので、水回り等が片付いてから床の掃除機をかけた方が、清掃が二度手間にならないので最後にかけるほうがいいです。その後、室内のシーツ類やタオル、バスマットの交換をします。 チーム制で1つの客室清掃する時は、リネン、ごみの回収と掃除機掛け、水回りの清掃担当等に分担して作業することもあります。

ベッドメイキングは、シーツのはり方にシワがあってはいけないので、簡単そうに見えますが中々難しいため、そのコツを先輩社員から指導してもらえます。最後に室内の備品やアメニティの交換と補充を行います。この交換作業がとても大切で、ホテルの清掃レベルはそこで判断されやすいので、清掃員が気を付けるポイントになります。

シャンプー等の消耗品の使用状況を確認して新しい物への交換と、室内のグラス類とお皿の交換も必須ですが、ついうっかり忘れる清掃員もいるので要注意です。ひと通り清掃が完了すると、清掃チェックリストで漏れがないか最終チェックして、客室の清掃担当をした清掃員の名前を記入するカードを置いておくホテルもあるので、あとでお客様にクレームを受けないようにしっかりと行う必要が有ります。

 

・客室清掃員の仕事をするメリット

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清掃を普段自宅でしない人でも、研修がありますので手際よく清掃する方法を身に付ける事ができ家庭でも役立ちます。

ホテル内のスタッフの一員として、責任感を持って取り組んでやりがいもある仕事です。 清掃を請け負っている派遣会社を通して様々なホテルの客室清掃を行うこともあるので、一度経験するとしばらくブランクがあっても年齢を問わずにできる仕事なので再就職しやすいです。

 

・まとめ
ホテルの品質を判断する材料になるので、同じ清掃員でもスピーディで細部に至るまで責任を持って取り組むことが大切です。清掃のノウハウを身に付ける事ができて、家庭でも役立つメリットがありますので、年齢を問わずに始めやすい仕事だと思います。