ホテル客室清掃員サブリーダーのブログ

ホテルや旅館の客室清掃が心底好き。掃除が好き。キレイが好き。客室清掃に役立つ豆知識とか、たまには毒を吐いたり。

全米の客室清掃員が泣いた!ここが大変だと思う客室清掃の場所3選

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どうも、こんにちは。
タイトルの「全米」とかまったく関係ないです、すみません。。

 

通常の客室清掃にかける時間って、大体決まっています。お客様がチェックアウトをしてから、どんどんと客室の掃除をしていきますが、次のチェックインまでにすべてをセットしなければいけません。ですから、客室清掃員は段取りよくテキパキと掃除を進めていかなくてはいけません。

 

通常、チェックアウト後の掃除の場合は、普段通りの掃除で問題ないことが多いのですが、部屋に入ってみてちょっとびっくり、この掃除は時間がかかるかも…と思うことも多々あります。そんな客室清掃員のここが大変と思う掃除をご紹介します。

 

・タバコの灰は勘弁して!

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さすがにホテルや旅館といったところでは寝たばこは火災の原因になるので危険ですし、あまりする人はいないような気がします。しかしタバコを吸いながらついつい灰を床に落としてしまうということはよくある話。それがすこしの量であれば問題ありませんが、灰が残ると部屋の匂いの原因にもなるので、少し掃除を入念に行わなければいけないなと気を引き締めて掃除をする瞬間です。

一番困ったタバコの灰は、絨毯の隙間や畳の隙間というところに入り込んだ物。これをとるためにブラシを使ったり、掃除機を使ったり…。やり方を間違えると灰がどんどん奥に入りかねないので、慎重に掃除をすることを求められます。とはいえ、私たち客室清掃員はそれが仕事です。頑張ってピカピカにしますです。


・スーツケースの擦った跡

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旅行を快適にするためのグッズにスーツケースがあります。このスーツケースを運び入れたり、開けたり閉めたりするときに、キャスターの跡が壁につくことがあります。通常の場合は、洗剤をつけてスポンジでこすればとれることも多いのですが、中には、全然取れない物も。またスーツケースの角で壁紙に傷がついている…ということも少なくありません。

こうなると、汚れを落とす、また壁紙をなるべく修復できるようにくっつけるという作業が必要なので、客室掃除に時間がかかることがあるので大変だなと思う瞬間です。とはいえ、私たち客室清掃員はそれが仕事です。頑張ってピカピカにしますです。

 

・子供の落書きとシールに泣かされた…

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最近では親子で泊まれるプランなどもあるので、客室に親子連れで宿泊するということは少なくありません。しかし、子供というのは、ホテルに泊まるというだけで興奮しますし、いつもと違う環境に戸惑うことも。親はそれをなだめるために、あやしグッズなどを持ち歩いています。そんなグッズの中によく見られるのが、お絵かき、塗り絵、シール遊び。

気を付けて遊んでくれるのならいいのですが、「気をつけながら遊ぶ子ども」などこの世には存在しないといっていいでしょう。しかも、遊んでいるうちは興奮しますし...紙をはみ出して書いた跡、シールをあらゆるところにベタベタと張った跡。そしてそれをはがした形跡。いろいろな親子を想像することができます。

そこで困ったなあと思ったのが、油性のマジックで書かれた落書きと、なかなか剥がれないシールだったのです。もちろん時間をかければ落とすことは可能ですが、客室の清掃をする時って、ある意味時間勝負であることも多いのです。その中できれいにすることを求められるので、落書きとシールを除去するのは簡単ではないのですね。とはいえ、私たち客室清掃員はそれが仕事です。頑張ってピカピカにしますです。

 

客室清掃員をしていて、大変だなと思った瞬間を3つあげてみました。どれも「うんうん」と納得できるものもあるのではないでしょうか。客室清掃員のプロとして、清掃残しは恥!だからこそ大変だなと思う清掃の場所なのです。

 

とはいえ、私たち客室清掃員はそれが仕事です。頑張ってピカピカにするまでです。