ホテル客室清掃員サブリーダーのブログ

ホテルや旅館の客室清掃が心底好き。掃除が好き。キレイが好き。客室清掃に役立つ豆知識とか、たまには毒を吐いたり。

禁煙の客室でタバコを吸う人はもはや客ではない、かもの件。

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今日はなんと4時起き(通勤40分、作業は6時から)で仕事だっため、この時間に帰宅してあとはゆっくりできる幸せな1日です。

 

帰宅してみると、うわぁ〜今日はこのあと何もないのかぁ〜なんて幸せな1日なんだろうか!

 

と思ってはみるものの、朝4時頃の私は「あと5分でいいから眠っていたい」状態。それでもそんな頭の中の悪魔と闘いながら「仕事だ!行くしかないだろ!」と、自らを奮い立たせて1日がスタートするわけです(苦笑)

 

今日は禁煙の客室でタバコを吸っちゃう人って、その後部屋がどうなっているか分かってます?ということについて書きたいと思います。

 

ここ最近、喫煙者の肩身がどんどん狭くなっていきますよね。私自身はタバコは吸いません。タバコの煙は嫌いですが、だからといってタバコを吸う人まで嫌いになるわけじゃありません。

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しかし、禁煙の客室内でタバコを吸う人は嫌いです。ダメといわれているのに、何故禁煙の客室でタバコを吸われるのでしょうか?(苦笑)

 

そういう方って、海外のホテル行かれたときも同じように禁煙の客室だった場合、お部屋でタバコを吸われているのでしょうか?

 

今まではお咎め無しだったとすれば、それはただ運がいいだけだと思いますね。たとえば、韓国や台湾、シンガポールなどでは結構厳しいですし、韓国なんてデカデカと「もし客室内でタバコを吸ったら罰金◯◯◯◯◯₩」なんてよく見かけますし、向こうの人って結構怖いですよ、ホテルによっては。。

 

えっ?韓国は行かないから自分には関係ない?

 

ほらほら〜それですよ、そういう問題ではないんですよ!
そういう自分勝手な考えがよくない!

 

まぁ、いえば小学生でも分かるようないけないことをやっている方に今ここで私が言っても今日からピタッと止めるはずもないことは分かっていますので、今日は、禁煙の客室でタバコを吸われた場合、その部屋はその後どのような作業になるのか、について説明しますね。

 

禁煙の客室を提供するということは、「禁煙の客室×◯◯時間滞在」というサービスを売っているわけです。

 

だから、禁煙であるべきはずの客室からタバコのニオイがしたら絶対にNGです。だって商品(サービス)が違うんだもの。分かりますよね?

 

たとえば、右利き用のハサミとして売られていたから文具屋で買ってきたのに、帰宅して開けてみたら左利き用のハサミだったらダメでしょ?それと同じなんです。製品もサービスも同じ。こんなことはあたり前田のクラッカーです。

 

あたり?まえだ?のくらっかー?なんですか、それ?

 

いいのいいの。今はそういうことを言っているんじゃないの。私は怒ってますよという話しをしてるんです!

 

ホテルや旅館などの宿泊施設では、「禁煙室」として売るべき客室でタバコを吸われると、そのタバコ臭を除去できるまで「喫煙室」として売るか、もしくは売り止めにしなければなりません。分かります? 状況によっては「喫煙室」として売る場合もありますが、これまでずっと禁煙ルームだった部屋を1回タバコ吸われてしまったからといって継続して喫煙ルームにするケースなんてほどんどありませんよ。

 

だから、そのタバコ臭を全力かつ丁寧に除去するという作業が追加されます。

 

作業に時間や手間がかかり、1日その部屋を売り止めにしたら宿泊施設側では単純に1泊分の機会損失が発生する可能性があります。

 

えっ?部屋を提供できる状態だったとしても、予約が入ったとはかぎらないだろですって?

 

だぁかぁらぁ〜そういうこと言ってんじゃないんですよ。そもそも、私は「機会損失の可能性」と言っているではありませんか。しっかり話しを聞きなさいよ、このバカちんが!

 

えっ、バカ、チン?えっ、なになにシモネタ?

 

(...もういいや、無視しよう)

 

禁煙ルームでタバコ臭が発生し、換気だけで解決されない場合、オゾン脱臭機を使用します。少しのタバコ臭なら数時間〜1日半程度の全力換気でそのニオイが気にならないレベルになるときもありますが、そうなればその間部屋を売れませんし、状況によっては換気しづらいときもあるんです。(天候や部屋の作り等)

 

それでは困るということでホテルや旅館などの宿泊施設では決して安くはないオゾン脱臭機という機器を使って急速脱臭します。

 

そのオゾン脱臭機の費用は、禁煙だと言われているにもかかわらず、客室内でタバコを吸うお客様(と呼んでいいものか)に負担していただきたい。そんなことは無理ですし、半分冗談ですが、ダメだと言われていることを平気でするような大人で恥ずかしくないのですか?誰に対してとかではなく、自分の中で恥じたりしないわけですか?

 

いかんいかん。こうして書いているうちに過去のモンスターお客様が頭に浮かんできてボルテージが上がってきてしまいました(苦笑)

 

禁煙ルーム(窓前回とか関係ないし、バスルームで換気扇付けて吸うとかも関係なし!)でタバコを吸っちゃう人は、清掃員は自分の母ちゃんだと思ってみてはどうですか?

 

あなたの母親が高齢になっても仕事をしている。その高齢な母親の仕事は清掃員。部屋が汚れればあなたの母親がその負担を見えないところでカバーしている。作業が増えている。清掃員が自分の母親だとしても、同じように迷惑かけて平気な顔していられますか?

 

いい大人なんだろうから、こんなことでも母ちゃんの力を借りず、今からでも遅くないから人様に迷惑かけない大人になりんしゃい!

 

P.S.私は東京出身です。