客室の清掃に入ってびっくりした3つの出来事
これまでに客室の清掃員として勤務し、びっくりした出来事が数多くあります。その中でもすごいなあと思った出来事を3つご紹介していきます。すごいなあと思いつつも、ほかの客室でもあり得ることかもしれません。是非笑っていただけたら嬉しいです。
・入った途端ビックリ!なぜか床が濡れている…
私がまだ客室の清掃員をして間もないころに、この出来事は起こりました。チェックアウトが終わったので、清掃に入ったのですが、入ってすぐに絨毯が濡れていることに気が付きました。それも結構な量なのです。もしかして、ペットボトルの水でもこぼしたのかな?と思いましたが、よく見てみると、部屋の4角が濡れていたのですね。上の階からの水漏れ?と思いましたが、天井は濡れていません。この事態を上司に報告すると、上司は何か気が付いた様子。
私にはそれまでこのような経験はありませんでしたが、どうも乾燥する部屋の加湿のために、水を絨毯にまいたのではないかという予測でした。確かにホテルの部屋というのは乾燥しがち。でも加湿というと、濡れたタオルをかけたりすることで解決することもできますよね。それを水を撒くという方法で解決しようとした方法に驚きでした。またすぐに乾燥させ、客室は事なきを得たのでよかったです。
・動くはずのないようなベットが動いている!
客室のベットというのは、移動できるようになっているものとそうでない物があります。私がビックリした部屋は、とてもベットが重く動くはずがないと思っていたのですが、入ってみると、なんとツインのベットがくっついている状態だったのです。考えてみると、この部屋は、親子で泊まられたお部屋。ツインでベットが離れていると子供が落ちたりしたら危ないと思われたのかもしれません。そしてくっつけたのかも…。
客室の清掃をするときにも、まずそのベットを動かさないことには清掃もできません。しかしながら非力な私の力ではびくともせず…。こんなベットをよく動かしたなあと感心したものです。客室清掃員をしていてビックリしたこと。その一つがベットが移動していたということです。
・電気ケトルにコーヒーが…
私が客室清掃員をしていて一番びっくりしたことが、電気ケトルでコーヒーを沸かした形跡があったことです。客室というところは、お客様がくつろぐことが出来るように、様々な設備が備え付けられています。その中の1つが電気ケトル。お湯を沸かしてコーヒーを飲む、ラーメンを食べるなどといったことに使いますよね。しかし基本的に電気ケトルというのは、お湯を沸かすためのもの。
しかし私が見た電気ケトルは、明らかにコーヒーを直接入れて沸かした跡があったのです。綺麗に掃除をすればいいと思いがちですが、コーヒーを沸かした電気ケトルの中のニオイって取れないんですよ。そのため次のお客様には使用できない…。電気ケトル一つが使い物にならなくなりましたorz
客室清掃をしていてびっくりすることって、ある意味お客様の常識が少しずれているのかなと感じます。お客様にとって「ちょっとくらい(いいだろう)...」と思うことが、結構大きなビックリ出来事(一般的にいって非常識)になるので、客室を常識の範囲で使用してほしいなあと心の底から土下座しながら祈っておりますm(_ _)m